いんちきでさらにマクガフィン

by 丸太花道@乳軟部

ニューナンブ、藏へゆく(一覧)

 十月の第三週末といへばニューナンブにとつて奥多摩は小澤酒造の藏開きで、これを逃す撰択肢は最初からない。花やかで賑々しくつて、我が親愛なる讀者諸嬢諸氏よ、あんなに愉快な催しはさうさうあるものではないのですよ。
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 曇り空の下、沢井驛を降りるともう足が地に着かない気分になる。
 チケットは千円ぽつきり。試飲用のお猪口がついてくる。
 然も今年は藏開き十周年ださうで、可愛らしい大きさの木桝までおまけについてゐた。相好が崩れるのを自覚しながら、酒造場の入り口で頴娃君と合流した。
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 普段の見學通路がそのまま、試飲会場になつてゐる。銘柄は梅酒を除いて全十種。一ぱいの量はそんなに多いものではないけれど、何しろ十銘柄を次々に吞むわけで、多分一合余りくらゐになつたのではないか。順にそれを挙げると

・しぼりたて
 詰り新種である。すべての"澤乃井"の基本。
・純米本地酒
・純米大辛口
 いづれもすつきりした吞み心地。揚げだし豆腐に似合ふ味。
・純米吟醸 蒼天
 ニューナンブ公式の銘柄がこれ。安定の味はひ。
・東京藏人
 小澤酒造の新作は生酛の純米吟醸。頴娃君が絶讃した今回の大ヒット。
・大吟醸
・芳醸参拾伍
 前半の巧緻からこの辺りで"米"が意識される贅沢。
・大吟醸 凰
 "澤乃井"のフラグシップ。文句なしに豪奢でうまい。
・藏守 2009年純米
 意外に見当らない古酒。癖がきついから好みは分かれるだらうなあ。
・一番汲み
 〆はしぼりたての無濾過原酒。粗々しくつて瑞々しい。

 通路に何箇所か置かれた和らぎ水…仕込み水でこれもうまかつた…で口を洗つて表に出た。九時開場で我われは少し遅れて仕舞つたのだが、時計を見ると未だ十時になつてゐない。

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by vaxpops | 2016-10-24 08:45 | ニューナンブ | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from パチプロ!デメタン th.. at 2016-10-24 22:56
タイトル : コキア
蔵内特設利酒でいただいたうちの今年の1本は、今年の春の呑み切り会でプロトタイプをいただいた、東京藏人。生酛といふと、火入れ前提のスッキリなお酒のイメージだったけど、香り甘味まで上品で冷やで充分いける。思わずお持ち帰り。それから今年の一番汲みは、メロンを思わせる甘さ。こんなだった?こちらもこの時期限定のにごりをお持ち帰り。ニューナンブ、藏へゆく(一覧)... more
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