いんちきでさらにマクガフィン

by 丸太花道@乳軟部

カテゴリ:画像一葉( 67 )

備忘の為の

 画像のこれがえらく旨かつた。

 昆布だけでなく、胡瓜やら何やら色々と入つた粘りのある仕上りで、山形県の"だし"の山葵版とでも見立てればいいだらうか。
d0207559_734698.jpg

 お蕎麦の藥味で。
 にうめんや冷奴に乗せて。

 勿論そのままつまんで、お酒のお供にするのもよかつた。熱いごはんにも似合ひではあつたが、ちよいと辛みがきつく感じられたか知ら。

 "信州安曇野"の触れ込みにたがはず、信濃の会社が作つてゐるのを確かめて、何となく嬉しくなつたし、丸高といふのは中々よい名前ではありませんか。
[PR]
by vaxpops | 2017-01-13 07:45 | 画像一葉 | Trackback | Comments(2)

高い建物

d0207559_15574161.jpg

 十年余り前の冬の時期、三ヶ月計り沖縄市に居た。仕事に絡んでの話だから、甚だ詰らない事情だね。あの土地はさういふしがらみの無い体で行くものだよ。
 と書くのだから私は沖縄市に好意を感じたことになつて、それは正しい。お刺身の類には閉口したが、オリオン・ビールは旨いし、泡盛は廉に愉しめるし、沖縄そばやポーク玉子、種々のちやんぷるー、てびちーやみみがー。地の料理と酒精が合致してゐる点で、あんなに幸せな土地もない。

 併し、それだけか知ら。

 沖縄市を歩いて今もよく覚えてゐるのは、圧される感じがなかつたことで、那覇市では感じられたから、沖縄といふ土地全般に云へる特徴ではなささうに思はれる。
 そこで曖昧な記憶を辿ると気がつくのは空の高さであつた。だがそれを南國だからといふのは理由になりにくい。外の事情がある筈で改めて考へると、建物ではなかつたらうか。今ではどうだか判らないが、当時の沖縄市に背の高い建物は殆どなかつた。確か民家の屋根も低かつた印象があつて、そんなら本土風の大都市である那覇と異なつて感じても、自分の中で筋は通る。

 何故だらう。

 単純に考へると、高層の建築を用意する必要が無いのだらう。人口や経済の規模。或は軍隊の存在が重いこともあらうか。高い建物が林立すると、ジェット機やヘリコプターの飛行を妨げさうな気がする。ただそれだけで済ませるのは何となくちがふ気もされる。
 空は神さまのものである。と琉球人が信じてゐたか、どうか。ニライカナイを産んだかれらは海に生命と神秘を委ねてゐたと思はれるから、この推測はちよいとあやしい。そこはまあ認めるが、高いところに何かしらの特別な感覚を抱くのは土俗的には当然でもある。

 土俗的? 然り。

 古俗は文明の周辺に色濃く残る。とは私の独創でなくたれかの一文なのだが、事實(に少なくとも近しい)と思ふ。今の沖縄がさうだと云ふ積りではなく、併し琉球は長く文明の周辺であり續けた。そこに我われが意識の奥底に沈めて仕舞つた超越的な何ごとか、何ものかへの畏れが比較的浅い場所に残つてゐて、その意識が、心理的な制約…もつと云へば禁忌のやうになつてゐるのではないか知ら。
 勿論その制約乃至禁忌はごく不明瞭で漠然としてゐるにちがひないし、近代の沖縄人がそれを意識してゐるとも思へない。思へないが、どうにもさう感じられるのはこちらの贔屓目か。ビルディングに圧し潰されさうな町を歩きながら、きつと土俗の神さまはかういふ場所を好まないだらうなあと考へる。その時浮ぶのは日焼けし、健康的に肥つた、眉が濃くふとい、よく呑んでよく笑ふ南國美人の姿で、その明るさはそのまま記憶の中のあの空に似てゐる。
[PR]
by vaxpops | 2016-12-18 16:00 | 画像一葉 | Trackback | Comments(0)

魅惑の漢字

d0207559_07485540.jpg

献立に漢字がずらりと並ぶ様は、絵巻ものの勇将名将が勢揃ひする場面を連想させる。

花やかで豪壮、昂奮を禁じえないとはこんな時に用ゐるのがきつと正しいのだらう。



ん?



エッグ…?

[PR]
by vaxpops | 2016-12-13 08:00 | 画像一葉 | Trackback | Comments(6)

どうにも納得し難くて

d0207559_7314126.jpg

何がどうとは云へないけれども、何かどこかが間違つてゐる風にも思はれる。

[PR]
by vaxpops | 2016-12-08 07:45 | 画像一葉 | Trackback | Comments(0)

見目麗しき

 お城というのは"實用的な建築"の極北の筈である。我が親愛なる讀者諸嬢諸氏もきっとそう思うでしょう。そうに決っている。

d0207559_6461764.jpg


 だとしたら、この見目麗しさは何なのか。偶然或はただの結果だと云い張るひとがいたら、建築の美しさは偶然だけじゃあ成り立たないと反論しておこう。
[PR]
by vaxpops | 2016-11-25 07:00 | 画像一葉 | Trackback | Comments(0)

胸を張る

 丸太花道という名前の原形は丸高堂である。丸高堂…マル・タカ・ドウを、マル・タ・カ・ドウと組み替えて丸太花道の漢字を当て嵌めたのだ。
 その原形となった文字(の一部)を諏訪で見掛けたから少々驚かされた。これは信州が味噌藏の名前らしく、食事が出來る場所が用意されていた。献立は勿論味噌を用いたもので、こういうのを試さない手はないというものだ。

d0207559_717126.jpg


 何を食べたかは[ごちそうさまのリアルタイム]に画像を出しているから、そちらを覗いて頂くとして、メニュとしては"焼おにぎりと豚汁のセット"。この豚汁が出色の出來だった。大ぶりのお椀に蒟蒻、大根、人参、牛蒡、それからたっぷりの白髪葱。薩摩風の濃い味つけでなく、おっとりあっさりした、そのくせ味噌と野菜の味はくっきりしていて、實に美味かった。

 佳い水と佳い大豆があって、技法が確立され、それを丁寧に出してくれれば、こんな味になるのだろうと思われる。そう云えば信州には井筒や五一、小布施といった葡萄酒があり、横笛という私好みのお酒もある。醗酵と醸造に心捕らわれた人びとにとって、この土地は西方浄土より蠱惑に満ちているのではないか知ら。こういうのを肴に地元の葡萄酒やお酒をやっつけられるのは幸せな時間だろうし、その土地に自分に関わりのある(と勝手に決めつけられる)名前があるのは根拠はないけれど、何となく胸を張りたくなってくる。

[PR]
by vaxpops | 2016-11-24 07:30 | 画像一葉 | Trackback | Comments(0)

d0207559_10421772.jpg
霧に似たる雨を頬に

受けて待つは貴女の

來ぬと知る跫音に蔭

[PR]
by vaxpops | 2016-11-12 10:45 | 画像一葉 | Trackback | Comments(2)

ドラム罐なら大丈夫

d0207559_7474482.jpg
犬も猫も山羊も獅子も。

ひと安心で一ぱい。

[PR]
by vaxpops | 2016-10-31 08:00 | 画像一葉 | Trackback | Comments(2)

1986 彼方

彼方に見ゆる夕焼けの

さきに思ふは來し方か

後に映るは行くすゑか

彼方に見ゆる夕焼けの

雨の残り香たなびきて

風過ぐ町のしづけさに

彼方に見ゆる夕焼けを
d0207559_7111413.jpg

[PR]
by vaxpops | 2016-08-24 07:30 | 画像一葉 | Trackback | Comments(2)
名古屋人はきつと、こんなのは、本ものの臺灣ラーメンではないと云ふだらう。

臺灣人は、こんなラーメン、一体全体どこで喰へるのか知らと困惑するだらう。

近畿生れの東京在住者は、まあそんなのはいいとして、惡かあないと思ふのだ。
d0207559_6312951.jpg

[PR]
by vaxpops | 2016-08-13 06:45 | 画像一葉 | Trackback | Comments(2)