いんちきで、さらにマクガフィンだつた。

by 丸太花道@乳軟部

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12019-0125 冷奴の不思議

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 冷奴てのは不思議ですな。

 本来豆腐は、余程丁寧に作らないと、旨くない筈だ。筈と自信無ささうなのは、そこまで作り込まれた豆腐を喰つた事が無いからだけど、間違つた推測ぢやないと思ふ。

 然し世間では冷奴がどこでも喰へて、まあそこそこに旨い。
 醤油またはぽん酢。
 生薑。
 葱。
 辣油でも、オリーヴ油でも、大根おろしでもいいが、そこら辺があれば、色々のお酒に素敵な肴になつてくれる。
 それは簡便で応用力に富んでゐると云つてよく、いざ捜してみると案外な程、さう云ふ肴は種類が少ないものだ。

 冷奴てのは不思議ですな、まつたくのところ。
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by vaxpops | 2012-05-23 20:13 | 飲食百景 | Trackback | Comments(0)

12018-0124 喫煙具

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 喫煙具と云へばライター。

 ライターと云へばジッポ。

 と云ひたいところだが、必ずしもさうではないらしい。

 尊敬する内田百間―正しくはモンガマヘに月―は随筆でをさない頃、大人たちが
「燐寸で煙草を喫ふと、まづうていけん」
と云ふのを聞いたと書いてゐる。
明治の大人にジッポで火を点けた煙草を勧めたら、どんな顔をするだらうか。
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by vaxpops | 2012-05-22 21:18 | 画像一葉 | Trackback | Comments(0)

12017-0123 尤もらしい

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 モノクロームで画像を撮る。

 何となく、恰好が宜しい。

 その何となくは一種の尤もらしさで、私たちは時に他愛もなくそれに引つ掛かる。引つ掛つて仕舞ふ。

 画像はただその辺にあつただけの腕時計。ただそれだけのモノなので、罠に嵌つてはいけませんよ。
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by vaxpops | 2012-05-21 15:53 | 番外携帯 | Trackback | Comments(0)

12016-0122 上等の付出し

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 鶏肉。骨付き。

 厚揚げに豌豆。

 かう云ふのを摘みながら、ちよいと一ぱい、ひつかけると、まだまだおれの人生、捨てたものでもないかと思ふ。

 味付けはやや濃いめ。古い東京のお惣菜は、こんなのではなかつたかと思はれる。何となくではあるけれど。
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by vaxpops | 2012-05-20 15:28 | 飲食百景 | Trackback | Comments(0)

12015-0121 こまつたひと

『わが百味真髄』
檀一雄・中公文庫

 小説家としては知らず、食べ物のはなしをする時の檀一雄ほど、こまつたひとはゐない…と常々私は、本気で私は思つてゐる。
 詰らなければ読み捨てればよいし、とても詰らなければそもそも手に取らない。
 食べ物のはなしは文章の中でもかなり高等な技術が要求されるのは云ふまでもない。私の読書量なんて大したものではないとしても、小説随筆を問はず旨さうな本は殆ど読んだ事がない。

 「私の食物誌」(吉田健一)
 「食通知つたかぶり」(丸谷才一)
 「御馳走帖」(内田百閒)

 サヴァラン教授の古典「美味礼讃」を別格として、取り急ぎ思ひ出せるのはまあこれくらゐ…「食は広州に在り」や「魯山人味道」は感心出来なかつたし、「美味求眞」は未だ読んでゐない…のところで、それを思ふと「檀流クッキング」「美味放浪記」に本書も含め、檀一雄の凄みが実感出来る。

 包丁を握るひとだつたからか。
 さう云ふ一面もあつたらう。
 すぐれた文章家だつたからか。
 勿論それもあるだらう。

 然し何より檀は食べる事に歓びを見出すひとだつた。いや見出すなどと云ふ間接的な話ではなく、食べる事の中に歓びがあり、歓びと飲食(檀流の振り仮名だと"おんじき")が密着し、かれの中で同じ意味となつてゐたからにちがひない。
 さう云ふひとが書いた呑み喰ひの本が詰らない道理はなく、さう云ふ文章を空腹の時に読むと餓ゑが甚だしくなつて仕舞ふし、満腹の時に目を通すとおのが食事の貧弱さがくつきりと感ぜられて仕舞ふ。どちらに転んでも迷惑な話。

 檀の飲食話を読むたびに私は深く溜息をつき、まつたくのところ、このひとには困らされるものだと呟くのがならはしとなつてゐる。
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by vaxpops | 2012-05-19 12:30 | 本映聴観 | Trackback | Comments(0)

12014-0120 串

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 串焼は塩に限る。

 と宣ふひとを私は(余り)信用しない。

 よい肉。
 よい塩。
 よい焼き手。

 が揃へば確かに美味しい筈だが、それが叶ふのは相応の困難に属する話だらう。

 さう云ふ観点からすると、たれで串ものをやつつけるのは、中々の名案ではなからうかとも思はれる。

 肉を巧みに焼くのは才能だと喝破したのは、あのサヴァラン教授である。
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by vaxpops | 2012-05-16 23:35 | 飲食百景 | Trackback | Comments(0)

12013-0119 匙

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 匙の方です。

 銀をもつて最良とする…説を何処かで聞いた事がある。欧州での"銀の匙をくはへた赤児は食べ物に不自由しない"と云つた伝説とは別の話。

 要するに銀製ならば"匙の味"がしないからよいのだと云ふ事らしい。らしいとつけるのは、これまでのところ
「銀の匙でなければ堪能出来ない繊細な料理」
を食べた経験を持たないからで、やむ事を得ないでせう、これは。

 然しその辺の安上りな炒飯でも、銀ではない金属の匙で喰ふと旨くない…使ひ捨てのプラスチックのがましかも知れない…のだから、その素材に我われはもう少し気を配るのが、賢明な態度なのかも知れないね。

 私は概して厚手の陶器の口当りを好もしく思ふ。
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by vaxpops | 2012-05-15 15:42 | 画像一葉 | Trackback | Comments(0)

12012-0118 無理がある

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 ゲッターロボのストラップにウォーターマンの萬年筆。

 どちらを主に見ても無理のある組合せですね。

 真面目な石川賢のファン。

 真面目な筆記具のファン。

 叱られるとしたら、どちらからのそれが厳しいだらうか。
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by vaxpops | 2012-05-14 15:36 | 画像一葉 | Trackback | Comments(0)

12011-0117 くるんで

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 ベッサT。
 35ミリF2.5カラースコパーと友人から譲つてもらつた35ミリファインダを付けて。

 何にくるんでゐるかと云ふと、RTSコンタックス用のセーム皮ケイス。本来一眼レフ用途だから高さが合はないんだけど、ファインダの分だけ何とかなる―と云ふか何とかしてゐる。

 本革にくるむのはどうも、趣味ではなくて、ねえ。
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by vaxpops | 2012-05-13 18:27 | 画像一葉 | Trackback | Comments(0)

12010-0116 顔がちがふ

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 ボディはキヤノンP。

 レンズはカラースコパー(上)とジュピター(下)

 どちらも35ミリ。
 どちらも仕上げは黒。
 どちらも似合ふ。

 なのに見た感じはひどくちがふ…ちがつてゐる。

 因みに云ふ。
 "使ふ"一点に限れば、カラースコパーの方が遥かによいが、写りの好もしさは甲乙つけ難い。
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by vaxpops | 2012-05-12 11:25 | 画像一葉 | Trackback | Comments(0)