いんちきで、さらにマクガフィンだつた。

by 丸太花道@乳軟部

特筆すべきこともなし

安呑み屋の。
ただの冷奴。
それだけで。
馴れた店の。
ただ安心感。
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by vaxpops | 2017-08-26 08:00 | 飲食百景 | Trackback | Comments(0)

夏の野菜の、ひりりとした感じ。

齧りついた後、舌で爆ぜる感じ。

麦酒で口を洗ひ、苦笑する感じ。

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当つても外れても、籤は美味いものなのだ。

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by vaxpops | 2017-08-25 08:15 | 飲食百景 | Trackback | Comments(0)

more

生ハムの美味いところつて

塊からナイフで削り出す姿

もつと削れ!おれの為に

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by vaxpops | 2017-08-23 07:30 | 飲食百景 | Trackback | Comments(2)

円弧

罐詰から切り出され

弧をゑがく塩漬豚の

焦げとマヨネィーズ

麦酒と泡盛のよき友

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by vaxpops | 2017-08-15 07:00 | 飲食百景 | Trackback | Comments(0)

円形

器。

葱。

白髪の蔭。

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by vaxpops | 2017-08-14 07:00 | 徒然諸々 | Trackback | Comments(0)

円環

 先づ引用から始めませう。

『一日の発端である朝食のおかずと、一日の末尾である酒の肴は、おごそかに円環を作るのだと考へてもいいし、どつちも味覚の純粋形態だから一致するのだと言つてもいい。つまりこの両者を兼ねることが絶対できないからこそ、たとへばライス・カレーなんてものは品格の低い食べものなのである。』

 丸谷才一の『好きな背広』(文春文庫)に収められた[小説作法]の一節であります。今なら同じ文庫の『腹を抱へる』で簡単に讀めるから、目を通してごらんなさい。小説に限らず、文章を書かうとする時の、ちよつとしたこつが判る。

 併しその"ちよつとしたこつ"は兎も角、ライス・カレーが朝食のおかずと酒の肴を兼ねることが"絶対できない"といふ指摘には疑問が残る。説得力はあるけれど、本当か知ら。絶対と強調するのは、幾らなんでも云ひ過ぎな気がするなあ。

 何故こんな話を始めたのかといへば、私はライス・カレーが大好物なのです。毎日三食は流石に遠慮するとしても、毎日の中の一食だつたらかまはない程度には好もしく思つてゐる。子供めいた嗜好と笑はれるかも知れないね、反省はしないけれども。

 ただここで考へると、ライス・カレーで一ぱいやつつけた記憶が殆どない。氷水かカフェ・オレくらゐ。分が惡さうな気配になつてきたぞ。
 と書いて、田原町にあつた[松楽]といふ店を思ひ出した。むやみに巨大なもつ焼きが印象的だつたが、その[松楽]に"カレーのル"といふメニュがあつた。小鉢に入つた甘くちのカレーのルウ。これを匙で掬ひながら、電氣ブランを生で啜るのはハイカラなんだか、ひたすら駄目な醉つ払ひなんだか、自分でもよく解らないが、愉快であつたのはまちがひない。
 さういへば、中野の[navel]といふ店で、バーテンダーだつたKIさんが、"KI家のカレー"と称したライス・カレーを出したのも思ひ出した。当時の[navel]は葡萄酒を主体にしたバーだつたから、この夜はかるめの赤を呑んだのではなかつたか。バーテンダー曰く、實家の作り方で煮込んだのですよ、といふ話。中々に品のよい味はひだつたな。
 記憶が連なつてきた。東中野にある[まいど]では時に"沼カレー"といふのを出す。ウーロンハイだつたかを横に置いて、匙を操つたと思ふ。小体な呑み屋で、珍なメニュと云つていい。[まいど]は妙に凝つたつまみを用意する癖があつて、さういふのを探すのも、客の愉しみである。
 かう辿ると、決して分が惡いとは云へないといふ気分になる。裏を返せば、ささやかな記憶しか浮ばないのだから、ライス・カレーに適ふ酒精が少ないといふ事實の間接的な證明と云へなくもない。ここまで挙げた酒精は、電氣ブランに赤葡萄酒にウーロンハイ。いづれも惡くはなかつた。なかつたけれど、ではかういふ酒精をもつて、ライス・カレーを"一日の末尾である酒の肴"と位置づけられるだらうか。残念ながら、ウーロンハイはまあいいとして、葡萄酒や電氣ブランを日常の晩酌に使ふのは、六づかしさうに思へる。

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 それで英國を気にしなくてはなるまい。我が邦のカレーが、あの大植民地帝國からもたらされたのは今さら強調する必要もない話だが、では英國紳士がカレーをどう食べてゐたか、ゐるか、我われは知らないのではないか。
 正直なところ私が知つてゐるのは、上流のロースト・ビーフとスモークト・サモン(サーモンと書いたら、途端に廻転寿司めいて仕舞ふ)、労働者階級だつたらフィッシュ・アンド・チップスにジェリード・イールくらゐ。この認識がどの程度に正しいかは在英の讀者諸嬢諸氏に判定してもらふしかないとして、かういふ食べものに、果して英國人はカレーを用ゐるものか知ら。風変り好みはどこにでもゐる例外だから、その層を除くと、どうも用ゐないだらうなといふ気がしてくる。
 英國と聞いて私の頭に浮ぶのは、保守的といふごく類型的な印象と、これは本当かどうか
『ロンドンでうまい食事をしたければ、中華料理屋に行け』
といふ格言。簡単に説明すると、外國の料理屋はその國の料理人が厨房に入つてゐるから安心だ、といふ意味です。この辺りは植民地帝國の面目躍如だなあと手を拍きたくなる。自國の料理人への皮肉が、いい具合のスパイスにもなつてゐるのもよろしい。
 この理窟で云へば、英國の印度料理屋には印度の料理人がゐるのだなと想像出來て、もしかすると、我が邦に伝はつたカレーは、英國で印度料理屋に卸されたのかとも思つたが、それぢやあ商賣にならない。きつと胡椒のやうな扱ひだつたのだらうな。たとへばキヤベツや馬鈴薯と牛肉を煮込んで、カレー・パウダーでほのかな香りをつけ、異国風を気取つたにちがひない。これならライスには目を瞑れるし、呑みながらつまめもする。それを招いたお客にヰスキィと一緒に勧めながら、印度での奇妙な冒険譚を語つたのだらう。英國人は冒険好きで感傷的で法螺が巧いもの。それくらゐは平然とやらかせたさ。
 さういへば丸谷才一は英文學のひとだつた。ライス・カレーに批判的だつたのは、ロンドンで振る舞はれた、カレー風味の煮込み料理とギネス・ビールに義理を立ててゐたのかも知れない。
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by vaxpops | 2017-08-13 07:45 | 飲食百景 | Trackback | Comments(0)

The yellow

高貴の色。

狂気の徴。
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いや何より。

美味の證明。

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by vaxpops | 2017-08-07 08:30 | 画像一葉 | Trackback | Comments(0)

反省

 葡萄酒を呑み、肉を喰へる簡単な酒場といふのは、探すと案外に見当らない。
 たとへば画像のやうな。
 お店の名前は失念したが、ここは鐵板があつて、かういふ小さなステイクを出してくれた。
 料理の具合ひを見るのも愉しかつたし、かういふのを口に運びながら呑む葡萄酒も旨いものだつたが、いつの間にか取り払はれ、同じ看板でモヒートを賣りにする別の店になつて仕舞つた。

 記憶は定かではないが、この夜は二はいの葡萄酒とあはせて、3,000円とかその程度だつた。
 かういふお店が長くやつてゆけないのは、大袈裟に云へば、本邦の呑み助が未だ、その程度といふ證しでもあつて、我われは大きに反省しなくてはならない。

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by vaxpops | 2017-08-06 08:00 | 飲食百景 | Trackback | Comments(0)

正道と邪道

 ベテランの呑み助に云はせると、八釜しいことは云はなくても考へなくても、好きに呑むのが一ばん美味いのださうで、説得力があるね、かういふのは。
 伊達に酔つ払つてゐないよ。
 併し多くの酔つ払ひの好きな呑み方が、大きく纏まつて、所謂"王道の呑み方"を形作つた…詰り先人の宿酔ひの結集…ことを思ふと、そこを軽んじるわけにはゆかないやね。

一ぱい目は先人に敬意を表して正道で。

お代りからはお好みの云はば邪道へと。

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正ヲ知リ邪ヲ知ラバ百杯危フカラズ。

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by vaxpops | 2017-08-05 09:00 | 飲食百景 | Trackback | Comments(0)

季節はづれ

鰤大根と聞くと、何となく浮き足立つ気分になる。
鰤と大根の炊き合はせだと、さうは感じないのに。

季節ぢやあない?
さうだけどまあ。

不意に思ひ出したら、食べたくなつてきたんです。
上手に炊いたのは、中々お目にかかれないけれど。

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ああ早く晩秋初冬にならないものか知ら。

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by vaxpops | 2017-07-29 07:00 | 飲食百景 | Trackback | Comments(0)