いんちきでさらにマクガフィン

by 丸太花道@乳軟部

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蒲鉾ガール

まるまつちくて

もこもこしてて
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 これにて下田熱海のシリーズは完結(まつたく長かつたなあ)
 また"リアルタイム更新"もこのシリーズをもつて、終了と致します。
 我が親愛なる讀者諸嬢諸氏よ、次回のスーパーどんたくで、またお会ひしませう。

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by vaxpops | 2017-03-24 07:15 | ニューナンブ | Trackback | Comments(0)

さういふものだぜ

 以前から何度か触れてゐるけれども、私は所謂スナップ寫眞を非常に苦手としてゐる。
 ひとの姿があるスナップとなると、まつたくのところ避けてとほりたくなるくらゐに。
 勿論たれかが撮つたそれを観るのは別で、感心させられることも決して少なくはない。
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 云つておくが何が何でも撮らないと云ふのではなく、これは一枚撮つておきたいと思はされる場面もあるわけで、さういふ時はおづおづと、或は大慌てでカメラを取り出すことになる。尤もおづおづ乃至大慌てなので、撮つても後から見て(私はデジタルカメラでも撮つた直後に確認する習慣を持たないのです)、九分九厘失敗になつてゐる。

 スナップはさういふものだぜ貴君と微笑まれたら、言葉を繋げなくなるのだけれども。

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by vaxpops | 2017-03-11 07:00 | ニューナンブ | Trackback | Comments(0)

無念の韮玉

 韮玉はお店…といふか、作り手によつて、出來上りのちがひが少なくない、中々不思議な食べものではないでせうか。一ばん意外だつたのは、韮を刻み込んだ溶き卵を厚めに焼き、千切りキヤベツに乗せてケチャップをあしらつた仕立てで、お好み焼のやうな感じだつた。

 多くの場合は併し、溶き卵を甘辛いお出汁でやはらかく…玉子丼よりやや堅めくらゐか…煮て、仕上げに韮を混ぜ込んだものだと思ふ。見た目で判断すれば、ごく単純なひと皿なわけですが、他の単純な(いや単純に見える)料理と同様、作り手の癖や好みがはつきり顕れるものです。

 第一にお出汁の味つけ。甘みが強調されてゐるのと、醤油辛さが立つてゐるのとに分けていいでせう。前者は七味唐辛子との相性が宜しく、後者はそのままで食べたい。

 第二には玉子のやはらかさ。玉子丼よりやや堅めと前述したが、玉子焼きのやうな堅さに近いのと、玉子丼のやうな柔かがあつて、良し惡しではないとして、私は後者を好む。

 第三に韮の使ひ方もあるね。玉子に混ぜた風なのと、別にあしらつた感じのと。刻み方で変るのだらうか。私は食べる一方だから事情は全然ちがふかも知れないけれど。

 玉子と香味野菜が好物なら、韮玉は欠かせない一品なのは疑ひの余地はない。それに色々と書きはしたけれど、どんな風な仕立てでも韮玉はうまいではありませんか。麦酒や焼酎(酎ハイもこの際含めませう)によく、ホッピーにも似合ふ。
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 尤も韮玉に一ばん適ふのはごはんですね、矢張り。残つたお出汁にひと口はふり込み、お匙でかき混ぜて、綺麗に平らげれば、後のかけ蕎麦もラーメンも不要である。断然うまいにちがひないのだが、私の知る限り、さういふ眞似が出來る呑み屋が見当らない。まつたく残念だなあ。

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by vaxpops | 2017-03-10 06:00 | 飲食百景 | Trackback | Comments(0)

不見転

 さう滅多にないが、不見転で呑み屋に入ることがある。知らない町中で呑みたくて堪らないと思はない限り。或は見知つた町でも気の迷ひで何だか通ひ馴れたお店で呑む気分ではない場合。繰り返すがさう滅多に感じることはなく、私くらゐの年齢になると、進取の気性が乏しくなるものだからやむ事を得ない。ただ些か開き直ると、何度も通ひたくなるお店はさうさう見つかるものではないし、それでなくても好もしさを感じる幅は狭くなつてゐる。詰りうまい肴、そこそこの酒精、快い客あしらひが揃つてゐなければ(それで廉なら云ふことはない)、宜しいものだと思へないのだから、不見転を極力避けようと考へるのは寧ろ道理ではあるまいか。

 それでも不見転で呑む夜をなくすのは、意外の悦びから離れることでもあつて、絶やして仕舞ふのは詰らない態度である。店構へ、暖簾の具合、中から漠然と伝はる匂ひ。それで稀におやと思へる時がある…かう書くと、もう少し具体的に書き玉へよ、君は文章が表藝なのだらうと云はれるのではないかと思ふが、確かに表藝と宣してはゐても、それと文章が巧いかは別の問題である。つけ加へれば職業文筆家でも、呑み喰ひに纏はる微妙な感情を記すのは三大困難のひとつ(残りは惡くちと下品る話題)で、信じられないなら近所の本屋で食べものに関はる文章に目を通してみ玉へ。サヴァラン教授や檀一雄、吉田健一といつたいはばクラッシックは例外だが、丸一日探してひとつ見つかれば上々だと断言出來る。それくらゐの難事を私のやうな浅學菲才が書けたとすれば偶然、いや偶然ではなく奇瑞に恵まれた結果である。
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 だから漠然のまま、兎に角おやと感じるお店が稀にあるのだといふことにして、そのおやと思つたのが果して正解だつたかどうか。それは概ね、お店に入つた時に素早く、愛想よく迎へて呉れるか…どうぞこちらへと席を勧めるのでも、どうぞお好きな席へと云ふのでも…で最初の印象が、こちらの様子を伺ひながら、何を呑みますかと尋ねる間の取り方で次の印象が決る。
 最後につき出しが口に適ふかで、ここが可也り大事な点になる。念を押すが別に趣向を凝らした小鉢を用意してもらひたいと考へるのではなく、かういふところを蔑ろにしないかどうか。私のささやかな経験から云ふと、つき出しが口に適へば他の肴も大体はうまい。うまいといふ云ひ廻しには無理があると思はれるかも知れないが、他に基準を用意する方がもつと無理になる。

 出汁の具合や火の通し加減。
 塩や胡椒や醤油の使ひ方。
 葱や木ノ芽のあしらひ具合。

 たとへばそんな風な細分化は出來なくもないとして、細分化したら解り易くなるとも限らない。一枚の寫眞、一回の演奏に心を打たれ、それを幾つもの要素に分割した話をして、伝はるものだらうか。化学の分野なら兎も角、何が何%といふ手法を呑み喰ひに応用するのは些か強引に思へる。色々の渾然がつき出しの旨さ…そこから期待される肴の旨さの素で、そこにはその夜の気分やら空腹の具合、或は晝に何を食べたか、また独りなのかたれかがゐるのかが含まれるし、それらで大きに変化する。それらが塩梅よく一致した時、不見転だつたお店はその町に足を運ぶ機会には通ふべき一軒へと進化する。さう滅多にないことで、うむ合格だと呟けた夜はその町の格まで上がる。
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by vaxpops | 2017-03-06 07:15 | 徒然諸々 | Trackback | Comments(0)

虚々實々の下田行⑥

 予定といふ熟語は予メ定ムの意である。

 対して未定は未ダ定マラズの意である。

 詰り俗に云ふ"予定ハ未定"は矛盾してゐる。だからいけないと鼻息を荒くする積りはない。一体に言葉遣ひは保守的過ぎるくらゐで丁度よいのだが、洒落にまで…出來は宜しくないけれど…目くぢらを立てる必要もありますまい。

 併し實際問題として、予メ定メタ筈の諸々が激変することも、世の中にはあるわけで、詰り下田行が下田行だけではなくなつて仕舞つた。頴娃君には困つたものだが、焚きつけたのは私だから、私もまた困つたものなんである。かう書いたつて何のことか判らないでせう。ちやんと説明するので、我が親愛なる讀者諸嬢諸氏よ、ご安心あれ。

 ニューナンブでは宿泊を含めた遊びを"スーパーどんたく"と呼称してゐる。普段の酒席はスーパーがつかない"どんたく"で、覚えなくても人生で損をする心配はありません。
 その"スーパーどんたく"は一泊が基本。十一月の甲州方面行は例外扱ひで、この三年ほどは二泊を採用してゐる。リアルタイム更新を漠然と覚えてゐる方も、をられるだらう。あれは中々面倒な上、スマートフォンのバッテリとの睨めつこにもなるし、画像の保存容量も厳しい事情もある。そろそろ打止めていいかと思つてゐるのだが如何ですかね。
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 [いんちきばさら]の話ではなかつた。さう、困つたものの経緯。
 如月の十七日は金曜日で、[御苗場2017]の詰めでもあつた。頴娃君共々最終的な買ひ物を済ませてから、新宿は歌舞伎町近くの某居酒屋で呑んだのだ。その時に普段から持ち歩いてゐるコンパクト・デジタルカメラを忘れて仕舞つた。それは週明けに戻つたのだが、その前に頴娃君から連絡があつて、曰く

 「三月十九日、手配が出來た」

といふのである。何を云つてゐるのか、判りますか。私はさつぱり判らなかつた。忘れ物を受け取らなくてはいけない気持ちが強かつたのもあり、またぞろ何やら進めたかと考へたといふのが正直なところ。ところでカメラを無事に取り戻した時に、待てよと思つた。
 金曜日に遡つて更に思ひ出すと、確か下田行を二泊にするのはどうだらうと話が出た筈だ。それでどうなつたか知ら。がらくた箱になつてゐる記憶を引つ繰り返したら、あ、と聲が出さうになつた。頴娃君の勤め先は立派な会社だから、保養所を持つてゐる。その中のひとつが熱海にあつて

 「そんなら下田で一泊してから、熱海に足を運ぶのは、どうだい」

うむ、云つたね、確かに。
確かに、云つたよ、私が。

 すつかり(またはすつぽり)記憶から抜け落ちてゐた。忘れ物がなかつたらきつと、頴娃君を詰問したところで、まつたく危ふいところだつた。その後の二月二十二日は水曜日で、[御苗場2017]の搬入日だつた。会場から関内驛へ帰る途中、ふと目に留つた呑み屋があつて
「これは、貴君」
「期待出來さうな匂ひがするね」
と暖簾をくぐつたら、果して正解だつた。女将さんに愛嬌があつて、肴も實に宜しい。麦酒がスーパードライなのは感心しなかつたが、順正といふうまい銘のお酒があるから、なだらかに移れると考へれば問題にはならない。その順正で〆鯖をつまみながら私は自分の勘違ひを謝した。あやふく詰問しかねなかつたと云ふと、頴娃君は大笑して
「すりやあ、ひどい目に遭ふところだつた」

 さういふ経緯があつたから、我われが乗る特別急行列車は、小田原驛發の踊り子號と下田驛發の(スーパービュー)踊り子號への変更が施され、その結果、この"虚々實々の下田行"といふ題は正確さを欠くことになつた。併し今さらたとへば"虚々實々の下田と熱海"に変更するわけにもゆかないでせう。我が親愛なる讀者諸嬢諸氏には寛容をもつておつきあひを願ふ。
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by vaxpops | 2017-03-03 07:00 | 企画万巻 | Trackback | Comments(0)

つん

 春の聲が近づいた候に酢味噌和へを見かけると註文せざるを得ない。ことに菜の花と酢味噌は出会ひもので、まつたくあのほろ苦さは嬉しいものではありませんか。
 ただ肝腎の酢味噌で首を傾げさせられることが少なくなく、ちよつとがつかりする時もある。この辺りはもう好みになるのだが、こんな時に好み以外の基準を設けても話が進まない。

 何故首を傾げるといへば、甘みがきつく感ぜられるからで、砂糖だか味醂だかが多いのだらう。味噌の舌触りに酸味と芥子が渾然となつてゐるのが酢味噌の嬉しさだと私は思つてゐるのだが、かういふ好みは古めかしいのか知ら。尤も古めかしい酢味噌は絶滅したわけでなく、偶然に頼る面が大きいとは云へ、画像のやうな酢味噌和へを出して呉れるお店もあるもので、その偶然がかへつてうまさを際立たせる。
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 こごみと独活。
 芥子の利かせ方がまつたく絶妙で、香りと辛みがつんと鼻を抜けるのを、こめかみを押さへながら味はひ、冷酒をふくむと、春の幸せもきはまつた気分になれる。
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by vaxpops | 2017-02-28 07:15 | 飲食百景 | Trackback | Comments(2)

完了

 詰り懸案の、そして今日から始まる[御苗場vol.20横浜]である。
 無事(或は半ば無理やり)に準備は終つた…褒めて呉れ玉へ、我が親愛なる讀者諸嬢諸氏。
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 頴娃君と丸太がどんな寫眞を出すかは兎も角、搬入の後で素敵なお店が見つかつた。お店の名前を出すのは控へるが、客あしらひが巧くて、つまみも合格点を差上げて支障のない出來だつた。
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 画像はその中から、菜の花のお浸しと馬刺。
 菜の花はも少し辛子の効かせ方に工夫が慾しかつたかとも思ふが、それは贅沢な望みか。
 画像では上げないが、鶏の唐揚げに〆鯖、(私の大好物であるところの)鯖の文化干しも好感を持つに足る出來であつた。唯一で最大の問題はロケイションの惡さで、これはもう、2017年のニューナンブは横濱スタヂアムでベイスターズを応援しなくちやあなるまい。

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by vaxpops | 2017-02-23 08:45 | 飲食百景 | Trackback | Comments(0)

1966 時は來た

人びとよいざ、団扇を手に。

をどりの輪を、つくる宵の。
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夏の夜に、この時は來れり。

提灯の灯の下に今、集はん。

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by vaxpops | 2016-08-04 07:00 | ニューナンブ | Trackback | Comments(4)

1965 唄ふ夏祭り

 夏祭りに焼き鳥を喰ふのは本來邪道ではないかとも思ふが、この際だから気にしない。
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 金魚すくひ。

 ヨーヨー釣り。

 かき氷。

 浴衣と日焼け。

 ラムネに綿飴。

 かうでなくちやあ、夏祭りは夏祭りではないし、夏祭りにならない。
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 1年目 万里の河…チャゲ&飛鳥
 2年目 あずさ2号…狩人
 3年目 桜…コブクロ
 4年目 波乗りジョニー…桑田佳祐

 そして5年目の今回は、夢をかなえてドラえもんで、唄ふ夏祭りを彩つた我われなのであつた。
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by vaxpops | 2016-08-03 07:00 | 徒然諸々 | Trackback | Comments(4)

1964 21世紀式金太郎

 足柄山にはもう、お馬の稽古が出來る熊がゐないのか知ら。
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 鉞を担いでゐないところもまた、21世紀的な金太郎のあらまほしい姿なのでせう。

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by vaxpops | 2016-08-02 07:00 | ニューナンブ | Trackback | Comments(2)