いんちきで、さらにマクガフィンだつた。

by 丸太花道@乳軟部

1764 鰭酒

 どんな事情があるのかよく判らないけれど、この時期くらゐしかお目にかかる機会に恵まれないのが鰭酒で、眞夏に慾しくはならないのは頷くとして、他にも何かしらの理由がありさうにも思はれる。
d0207559_1556261.jpg
 どんな事情があるのかはさて措くとして、骨に寒さが染み込んだ夜の鰭酒の嬉しさは格別で、冷えた骨が弛む快感は他に替へ難く、たとへばヰスキィや葡萄酒だと、残念ながらかうはいきさうにない。

 どんな事情があるのかを考へ出すと切りがなくなつて仕舞ふから、品書きに鰭酒があれば躊躇ひなく註文するのが精神衛生上は好もしく、天麩羅なんぞが肴にあれば、冬の満足は極まつたやうなものだ。
[PR]
by vaxpops | 2016-01-23 16:00 | 飲食百景 | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : https://zampablack.exblog.jp/tb/22807375
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by jes22salud2 at 2016-01-23 21:27
いやん、悶えるほどうんまそ。
Commented by lagoonchii at 2016-01-23 21:28
全く同感であります。
どんな事情かは私などはさらに考えないようにいたしますが、
結構なウヰスキー党としても、それがいわば遅効的に脳が痺れるとすると、鰭酒の比較的即効に骨髄を中心にじわーとくる様や、まさに「冷えた骨が弛む快感」で、名言だぁ、と存じました。
Commented by vaxpops at 2016-01-24 17:21
乙女酒場さん。

 舌を焼く熱いお酒を本当に愉しむなら、もしかすると鰭酒が一ばんなのかも知れません。

 美味かつたですよう。
Commented by vaxpops at 2016-01-24 17:28
lagoonchiiさん。

 ヰスキィが素敵な酒精なのは改めるまでもないとして、それ自体を温めて嬉しいかと云へば、残念ながらお酒に一歩を譲るのではないかと思ひます。
 然し暖炉があつて、外から躰を弛めながら呑むとすると、アイリッシュやスコッチが嬉しいもので、まつたくのところ、愉しみ方は色々あるものです。
名前
URL
削除用パスワード