いんちきで、さらにマクガフィンだつた。

by 丸太花道@乳軟部

何ヲ快トスルカ

 "何々の開き"と聞くと、どうも昂奮を禁じ得ない。皮が焦げる匂ひ、脂がはぜる匂ひに鼻孔を擽られる感じがする。当り前の焼き魚でもさういふ誘惑はあるが、開きほどの強さはないのではないかと、いや比較したことがないから、その辺は曖昧にするけれども。

 画像は過日、久しぶりの友人と呑んだ席で註文した秋刀魚の開き。本当はただの塩焼を食べたかつたのだが、仕立てられるのがなくつて

「開きなら、ありますよう」

といふ事情でかうなつた。些か残念に思つたのは正直なところで、併し食べてみるとこれが当り前の塩焼とは異なる美味さだつたから驚いた。

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 頭も目玉も骨も砕き食べ切つたのは云ふまでもないとして、同席の彼女は猫舌だから、その分を予め取り分けなくてはならなかつた。かういふのを愉快と思へるかどうかは、酒席の愉快と殆ど一直線に結びついてゐるのではないかとも思はれる。
by vaxpops | 2016-12-09 07:00 | 飲食百景 | Trackback | Comments(0)
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